D&Y STORY 〜自分らしさ、自分らしく生きるとは〜

こんにちは、和田です。今日は、私たちD&Yのステイトメントの1つ「自分らしさ、自分らしく生きる」とは何かについて話したいと思います。

「自分らしく生きる」を追求するあまりに、いつの間にか「わがままに生きる」に変わってしまっていることがよくあるなと感じます。「わがままに生きる」と「自分らしく生きる」、この二つは似て非なるものです。前者は他者を顧みない生き方を意味しますが、「自分らしく生きる」はもう少し深い意味を持っています。

「自分らしく生きる」とはどういうことでしょうか。私たちの考えでは、それは「本質を理解し、固定概念に囚われず、持続性をもって生きること」であると定義しています。

それぞれ分解して話していきます。まずは、「自分らしく生きる」のステップ1、それは「本質の理解」。「本質の理解」と聞くと難しそうですが、要は「物事の心の中を見つける」こと。「本当に大事なコア」を見つける目が必要ということです。

私たちの目に飛び込んでくる情報は、果てしない海のように広がり、深く、多様です。その中から真実を見抜く力、これが「本質の理解」です。では、具体的な例え話をして、この考えをもう簡単な例え話にしましょう。

皆さんには、美しい湖を想像していただきたいです。湖の表面は日々変わる天気や風に影響され、その表情を常に変えています。しかし、その表面の変化に惑わされず、湖の深く静かな底を見つめることで、本当の湖の姿や、そこに潜む生態系、湖が抱える真実を理解することができます。

情報も同じで、表面的な動きや一時的なトピックに目を奪われることなく、物事の「底」、深淵を覗き込むことで、本当に価値のある真実に気づくことができるのです。

ステップ2は「固定概念にとらわれない」こと。私たち、知らず知らずのうちに「これが正しい」「あれはダメ」なんて考え方に囚われがちです。でも、時には枠を外して物事を見ることで、新しい発見があるものです。

例えば、皆さんには子供のころ、空を見上げて雲の形を想像した経験はありませんか?「あれはうさぎだ」「これは飛行機」と、雲の形にいろいろなものを想像する。でも大人になると「ただの雲」に見えてしまいがちです。ここで重要なのは、子供の頃のように、柔軟で創造力に富んだ視点を持ち続けること。雲はただの雲ではなく、見る人の想像力や感性によって、無限の形や意味を持つことができます。この雲を見る目、これが「固定概念にとらわれない」視点。物事を一定の形にはめずに、自由で広い視野で見つめることで、意外な発見や感動があるはずです。

しかし、1つ大きな落とし穴もあります。大人になっても「雲」という概念を理解せずに、「あれはうさぎだ」「これは飛行機」といえば、常識のない人、言葉を選ばずに言えば、「バカ」です。もちろん常識は真理ではなく、その時代や場所によって形成される「流行」に過ぎません。さらに言えば常に時代も流行も変化し続けているにも関わらず、そんなものに囚われてるようでは、革新的な発想や新しい価値は形成されていかないと僕も思います。しかしながら、それを鵜呑みにしては、シンプルにバカです。つまりは、「常識」を最も理解してる人こそか、初めて「常識」を捨てる権利を得れるということ。何事もそう、持ってる人しか捨てる権利がないということです。「雲」と分かった上で「あれはうさぎだ」「これは飛行機」というべきだということです。

とはいえ、思考の枠を外して、心の目を大きく開いて、新しい世界を感じてみませんか?そんな視点で日々を過ごすことで、きっと世界はもっと魅力的に、もっと楽しく見えてくると思います。

最後はステップ3、「持続性」。長く愛される価値。自分自身が社会の一員として、持続的に貢献できる存在であり続けること。それが「持続性」です。つまり何が言いたいかというと、例えば、ステップ1、2から考えた時に「一生仕事せず、寝て過ごす!けど、毎日豪遊したい」という選択をしたとします。しかしながら、資本主義である日本では、到底この理想の生活を継続することは至難の業です。だからこそ、この持続性という観点が重要になります。わがままではなく、「自分らしく生きる」とはそういうことだと私は考えます。

結局、「自分らしく生きる」とは、自分の心の声に耳を傾け、本質を見極め、固定概念から自由に、そして持続的に輝く生き方を選ぶこと。私たち一人一人が「自分らしく生きる」ことで、世界はもっと鮮やかに、もっと魅力的に彩られるのではないかなと日々奔走している和田です。